バースディ

今日は甥っ子の1歳の誕生日でしたー!
思えば去年の6月8日の夕方、陣痛に呼び出された母が出かけた時は絶対9日未明くらいに生まれてくるもんだと思ってたのに、ポロッと7時くらいには生まれて来てました。
しかしなんとなく6月9日生まれの方が語呂が良い気がして、「なんでもっとふんばって9日に産まなかったんだ!」「ふんばったから8日に出てきたんだ!」というやりとりを妹と幾度となく繰り返してきました…。
まぁそれはそれとして、プレゼントどうしようかってずっと悩んでたけど、私ニートだからあんまり金かけられないし、そもそもそういうのはうちの親とか向こうの親がたんまり金かけてくれそうな気がするし、家にあるもので私に出来ることって言ったら編み物…だけどこの時期それはどうかなって感じだし、編みぐるみとか作っても相手男の子だし妹んちにいっぱいぬいぐるみあるし、とかひたすら考えに考え抜いた結果、子ども向けのお菓子を作ることにしました。
子どもを喜ばせるのにはやっぱ食い物だよね☆
小さい頃から体育の次に家庭科が苦手な私だけど、頑張るもん!要はちゃんと計量してレシピ通りに慎重に作ればいいんでしょ!という心意気を胸に、一昨日必死こいてレシピ検索。
したらもうね、なんか、バースデーケーキのレシピばっか出てくるの。
いやいや、事前リサーチによるとケーキは作るって妹が言ってたから!
というわけで、それ以外のレシピを探すのに本当に手間取って、しかも1歳とか微妙なお年頃でも食えそうなものでかつ私でも作れそうな簡単なものでかつ材料費を浮かせる為に実家に材料揃ってそうなものっていうのがなかなか見つからなくて、本当にほんっとーに頑張って探しました。
で、結局選んだレシピは「ジュース固まらせただけのゼリー」「子ども向けごまクッキー」「芋入り蒸しパン」の3つ。
何故3つも選んだかと言うと、多分私はどれかは失敗するだろうと踏んだからです。
私は私を買いかぶらない!
人と比べてどう見積もっても料理が下手なことくらい、ちゃんと自分で分かってるもん…。
しかし姉として、大変今更な感じもしなくもないが出来れば妹に失敗したところを見せずにスマートに甥っ子に誕生日プレゼントとして渡したい、というわけで、3つ作ったもののうち成功したものだけを持っていこうと決意。
失敗作はこっそり自宅で私の胃袋に収めてやるんだ…いいんだ、いつものことだから。
ああなんで料理なんて苦手分野選んだんだろう…そうだ、金がないからだ。
というわけで、材料費を目一杯削るべく昨日実家を物色。
そもそも我が家にはお菓子作りに必要な道具すらないしね…。
材料と道具のほとんどを実家から強だt…いえいえ、拝借致しまして、それでも揃わなかったもののみ買出しに。
結局300円くらいしかお金使わなかったなー。
ああ実家って便利。
実家は某が菓子作る専門学校とか行ってて時々作ってるから常に色々揃っているのです。
で、ですよ。
甥っ子の誕生日は今日なわけなんですけども、きっと今日は家族水入らずで過ごしたいだろうし、私もなんとなく「こいつの誕生日は6月9日なのだ!」と言い張りたかったので、今日の誕生日は全力でスルーして、さも明日誕生日であるかのうようにお祝いしに行こうと計画を立てていたのです。
なので今日はひたすら家にひきこもって誰にもバレないようにこっそりと頑張ってお菓子3品つくるぞ!と気合いを入れていたのです。
ていうか今日予報で雨降りそうだって言ってたから、そういう日は絶対妹はうちに来ないし、母も5割くらいの確率でうちに来ないので、今日作れば誰にもバレない!という確信が正直あった。
…ここまで長い長い前フリでしたが。
要するに、奴は来た。
私の計画をあざ笑うかのような行動っぷりに、昼過ぎにいつものようにフラッと甥っ子連れてうちにやってきただけのつもりの、ついでに来た早々「今日は何の日か知ってる〜?」とか言って甥っ子を掲げてお祝いの言葉を期待している、全く訳の分かっていない妹をひたすら「このKYめ!このKYめ!」と罵ってやりました。
ひとしきり罵った後で、ちゃんと甥っ子におめでとうを言って、妹には理由を説明してやりましたが。
ていうかもう、今日作るつもりで準備してたから、うちにいられたら説明せざるを得なかった。
普段の私はお菓子とか全く作らんしね…。
つーわけで完璧に計画を狂わされつつ、「もう今作るからお前ら食ってけ!」と言って妹と甥っ子当人がいる前でクッキング。
まずは冷やすのに時間がかかるゼリーから。混ぜて冷やすだけだからあーら簡単!
次はクッキー。甥っ子の魔の手からなんとか生地を守りつつ、オーブンにイン。
このへんで妹は寝た。
「出来たら起こしてー」とか言ってたけど完全に無視し、地味に無難に焼けたクッキーを甥っ子のお口にイン。
大変美味しそうに頬張っていましたが、ちょっと固かったみたいで、なんか食べきるのが大変そうだったので途中で取り上げました。
で、おやつを取り上げられてご不満な甥っ子にはちょうどいい按配に固まったゼリーを出してやり、ぷるぷるして見せると大喜びしてくれました。
単純バンザイ。
完成したゼリー、見た目はかなり良好でした。
気になるお味は、なんかホントにジュース固めただけって感じだなぁと私的にはイマイチだったんですが、甥っ子的には大ヒットだったらしく、もりもり食ってました。
あと同じくらいもりもり指突っ込んで遊んでました。
まぁ、君と私と君のママだけが食べるものだからいいんだけどさー。
あまりにもゼリー遊びは楽しそうだったんですが、手がベトベトになるのでこれもやっぱり途中で取り上げました。
で、最後に蒸しパン製作。妹が寝てて完全自由の甥っ子を監視しつつ料理をし、かつ火とか扱ってる私に近寄らせないようにするのは苦難の技でした。
そして蒸しパン完成。
なんか美味しそうに上手くふくらんでる!
味見をしてみると、これ多分3品中一番良い出来。
ヤバイ、私、意外とやれば出来る子!?とテンション上がって妹を起こしてやりました。
や、「出来たら起こして」って言ってたし。
テーブルの上のお菓子類を見て開口一番妹が言った言葉は「いつの間にこんなに作ったの?」でした。
あんたが寝る前にはまだなんにも出来てなかったからね…。
結局、どれかが失敗するだろうと思って作った3品はどれも上手く出来てしまって、大量のおやつで甥っ子の腹がしっかり膨れてました。
そんなところへ母まで来訪し、…ああもうなんだこの計算の狂いよう。
両親の誕生日を全力でスルーし続け、万年反抗期な私としては、甥っ子の誕生日に手作りお菓子を振舞ってる自分の姿を見られるのはなんとなく気まずい感じだったんですが(あと実家の物をいくつか内緒でかっぱらってもいたし)、なんか母的には私がお菓子をちゃんと美味しく作れたことの方が衝撃的だったらしく、その辺はあんま突っ込まれませんでした。
私の作ったお菓子をもりもり食って「え!?普通に美味しい!なんで?なんで?」と妹と二人でしきりに言ってた。
そんなに…料理出来ないわけじゃないんだよ……いつもちょっと大雑把に作っちゃってるだけだもん…orz
そんなこんなで計算が狂いっぱなしの誕生日のお祝いを終え、お仕事を早く終えて迎えに来たパパの車に乗って甥っ子は去っていきました…。
それから1時間後、世間では夕飯時だけどお菓子で結構腹一杯になってる自分を鑑みて、甥っ子はあんだけ食って夕飯ちゃんと食べられただろうか…と心配するけいなのでした。
結局ゼリーは甥っ子がほぼ一人で食ったし。
また気が向いたら作ろう。多分1年後とかに。
あー、誕生日なんて、生まれて初めて真面目にお祝いしたかもなぁ。
そして大した内容じゃないところが異様に長くなった気がする。
なんでだろう…。