うーむ

一回りか二回りくらい年上の女性と一緒に仕事をすると、割と「更年期だから」と体調不良を訴える人がちらほらいる。
ちなみに、仕事を休む程ではないのか大概職場でそのような発言をしているので「だから気を遣って頂戴」と暗に訴えてくる。
まぁ私のようなまだ更年期になるには先の若輩者には分かりかねるつらさがあるのだろうと思う。
確かにググれば更年期障害についてわんさか出てくるあたり、決して軽んじるようなものではないんだろうと改めて思う。
だけど、どうしても、「更年期だから」と言ってくる人に対して、それは本当に更年期障害と言える程のものなのか?という疑念が拭えない。
いや本当につらい人もいるのだろうということは分かってる。
分かってるつもりなんだけど、物心ついた頃からホルモン障害を患う母が同じ家の中に居て、更年期を迎えて持病も大分良くなって晴れやかな顔で人生エンジョイしているのを見てると、いまいち「更年期だから気を遣って」というのが理解できない。
なにしろ体調不良でその辺に母が転がってたり寝込んでたり入院したり情緒不安定だったのが当たり前の家で育ったので、そんな母を「ああまたか…」と冷めた目でスルーという習慣が身についてしまっているのだ。
それらの事象に関して心配するとかよく分からん。
だっていつものことだったし。
そして私自身が既に十年以上鬱とお付き合いしており、ホルモンを調整するお薬も飲んでるし、割と頻繁に起き上がるのもキツい程度に寝込んだり、ちょくちょく自律神経に異常をきたしたり、酷い時には病院のお世話になったりとしているわけで、同世代の健康そうな人を多少羨む気持ちはあるものの結局は自業自得みたいなもんだと思ってるし、私にとってはそれがもう当たり前になってしまったわけだけど、そして当たり前過ぎて本来先生に報告すべきだった事も意図せずスルーしてしまっているわけだけど(大抵後々発覚する)。
ええと、つまり、そういうわけなので、面と向かって「私更年期だから」と言われても、「ふーん、だから何?」以外の感情が咄嗟に湧いてこない。
それにセットで「あなたはまだ若いから」という言葉がついてくると、若干、いや結構かなり不快感を覚える。
いや、頭では、更年期障害というものは大変なもので、私は該当年齢に達していない為理解が及ばないのだと、分かってるというか、考える。
でも、正直「それってそんなつらいの?というか一般的に更年期障害と言える程のものなの?若いからという理由で私の体調を軽視出来る程、私よりつらいものなの?」と思う。
思ってしまう。
歳をとるとなにかと体が衰えてくるのは、今まさに私も実感しつつある。
怪我や病気の治りが明らかに遅くなったし、以前は普通に出来ていたようなことが気付けば少しずつ出来なくなってる。
例えば普通に自転車に乗ってて何もないのに転んだりね!もう救急車は勘弁したい…。
だから、私には分からないことがあるのは分かる。
でも、だからって、勝手に年齢で優劣みたいなものをつけられて「あなたは若いんだから更年期の私を労って」と言われるのは、何か気持ち的に抵抗がある。
じゃあ私の体調のことを包み隠さず伝えて、今度は私が「だから労って」と言うのは、何か違うと思う。
そう感じるのは私が薄情なだけかもしれないけど、多分誰だって何かしら抱えてるものはあるわけで、そういう意味では対等で、それを勝手に自己判断で「私の方がつらくて大変だから労って!」って要求してくるのはどうなんだろう。
少なくとも私は不快なんですが。
いや勝手に私を可哀想な子扱いされるのはまだいいんだけどさ…。
所詮は自分第一なのだ。
労って優しくして可愛がってくれて構わなくてよ!(笑)
でも私的にウザく思えたらもれなく好感度が下がる上に距離を置かせてもらうよ!(勝手)
まぁ私の場合、単に人から何か要求されるのが嫌いなだけかもしれん。
と、いうことをつらつら考える疲れてるのに眠れない夜。
またしても数時間後には出勤です。
仕事始めてまだ一週間経ってないのにこのザマで、果たしていつまで続くか見ものですね(ヤケクソ)