一周年記念

予告通りやっちゃうよ!
一年前の今日、ずばり何があったかというと、まぁみんな知ってるよね。
逮捕されました。
もう間違えようも無く確実に。
なかなか逮捕された経験を持つ一般人っていないんじゃないかなーと自負できるくらいの経歴です。
私と将来結婚するかもしれない人にはまず結婚前に乗り越えて頂かなかればならない事実でございます。
他にも精神科に通ってるだとか、自傷癖があるだとか、真性ニートだとか、なんか色々あるけども。
ハードル高いなオイ。
まぁともかくも、そのハードルをガクンと上げる事実がここでまた一つ追加されたわけですね。
…結婚出来る気がしない。
それはそれとして、一年後の今日、一年前のあの日を振り返ってみようと言うこの日記。
今日の気分は普通に元気モリモリなので反省の色が全く見えない感じになると思うけど、もう我が家では某人以外がネタにするくらいの話題なので気にしないでいってみよー。


ちうわけで遡る事去年の春、仕事を辞めた私は鬱の真っ盛りでした。
仕事で悪化したからって言っても仕事辞めて治るわけじゃないのが厄介なところ。
「ああなんて私は駄目な奴なんだろう」とか「なんでこうなっちゃったんだろう」とかそんなことをクヨクヨ考えながら日々を過ごしてました。
この頃煙草も復活した。禁煙失敗。
そしてまぁ色々あったけど概ねそんな感じで過ごしていた梅雨明け直後の7月15日、何度話しても「くっだらな…orz」と思うようなことで昼間に某人と喧嘩になって、かよわい(褒め言葉ではありません)私はボコボコにされ、なんかプツンとイッちゃってパパの部屋から金槌取り出して某被害者の部屋へgo。
んで金槌でボコボコにやり返しました。
そりゃ死ぬよ。普通死ぬって。
そんなわけで私についた罪状が「殺人未遂」。
ちなみに殺してません念のため。そして某被害者は驚くことに軽傷でした。
でもなんか、頭かち割ったら想像以上に血がいっぱい出るんですよね。
頭から胸まで血まみれの被害者を見て、ちょっとだけ我に返ってそのまま部屋から逃げて、リビングで「あー、あんだけやったら仕返しに殺されても文句言えないな」とか呆然と考えながらずっと待ってて、でもなんか、被害者は一目散に家を出て行っちゃって。
どうしていいかわかんなくなってボロボロ泣いて、何故か愛犬に「ごめん、ごめんね」ってしきりに謝ってた記憶があります。
多分、被害者への謝罪を愛犬に向かってしていたんじゃなくて、多分きっと私はこの後死んで愛犬に会えなくなるから「生きてる間に沢山可愛がってあげられなくて、こんな別れかたになっちゃって、最後に怖い思いさせちゃって、ごめんね」みたいなニュアンスだったんだと思います。多分ね。
そんな感じでパニクって泣いてるところに警察の人が来て、ボロボロ泣いてる上に某人に殴られて顔にいくつも痣作ってる私を見て、最初被害者の方だと勘違いされました。
色々混乱してて沢山質問されたことにちっとも上手く答えられなかったけど、そこだけはきちんとしっかりはっきり訂正致しました。
その後は、着替えて常備薬飲んで、そのまま警察署に行きました。
で、ずっと取調べを受けて、私は概ね犯行を認めて、逮捕状が出たのが夕方か夜だったかな。
生まれて初めて手錠かけられた。
なんか、逮捕の時には形式的にかけないといけないんだって。すぐ外されたけど。
そんで根気強い警察の方の説得により無理矢理夕飯ちょろっと食べて、そのまま留置所生活突入です。
その間の話は、また気が向いたら。
以上のことが、まぁ去年の今日に起こったことです。


あれから一年経って、未だに私は某被害者と全く会ってません。
もう一生会わないんじゃないかな。
敢えて「会えない」と書かなかったのは、もう私にも会う気がないから。
外に出た当初は、会って、恨み言でも文句でも罵倒でも何でもきちんと聞いて受け止めて、それでまた関係をやり直せたらって思ってたけど。
会えないって周りに言われて、私にはどうしようもできなくて、周りもどうしようともしてくれなくて、それじゃあまぁ、もういいかなって。
元々嫌いだったからそんなことしたわけだし、嫌いな人間に対して歩み寄りの精神とか、そう長く続かないんですよ。
一年の間に、何度か被害者が夢に出てきたこともあるけど、それはあの時の血まみれの被害者じゃなくて、私のよく知ってる、私の大嫌いな某人で、出てくるたびに「うざい」「どっか行け」「消えちまえ」とかそんな風に思った。
だって、時間ってそういうものでしょう?
傷つけられた方は忘れなくても、傷つけた方は忘れちゃうよ。
それを知ってたから、私は出た直後に、まだ私が反省してるうちに「会いたい」と言ったのに。
会って、被害者の傷口を私に突きつけて、ずっと忘れないように私の心に刻み付けて欲しかったのに。
それが加害者の我が侭で、それが出来ないくらいの心の痛みがあることを、私だって知ってる。
一応、ここまでハッキリ殺されかけたことは無いけど、出すとこ出せばナントカ罪になるようなことをされた経験くらいは、私にだってある。
ていうか某人のやったことだって、私が金槌取り出さなければ傷害罪とか言われてもおかしくないレベルでしたし。(事実それで警察の方にも留置所の方にも大層心配されました)
しかし今更某人に殴られて顔に痣が出来たくらいじゃ全く気にならない程度にちょっとは経験積んでますからー。
うむ、自慢にならん。
まぁとにかく、だから私は、傷つけられる痛みを少しは知ってるし、傷つけた方が思ってるよりよっぽど痛くてずっと忘れられないんだってことも分かってるつもり、ということが言いたかったわけなのです。
でも私、馬鹿で鈍感だから、自分の味わってない痛みなんて、忘れちゃうよ。
もう、あの家に帰れないことに、妹が一人「いなくなった」ことに、何も感じない。
反省会的な日記を書くって言ったけど、正直、反省すべきなのは今のこういう心境かな、と思ったのでありのまま書いてみました。
…全然反省の色が見えないけど(苦笑)
一年後の私は、今日という日さえ忘れてるのかもしれないな。