花帰葬

この数日、つい先日勢いで購入したゲームをフルコンプしてました。
というわけでレビュー!

世界は花開くころだというのに、
いまだ降る雪は永遠に続くかのように思える。
雪とは終局を呼ぶものだと伝えられていた。
何もかもを終わらせてしまう、忌むべき物なのだと。
事実、今雪は世界を浸食し、
徐々にとはいえ確実に人々の生活を脅かし始めていた。
しかし、七つに分けられた国々では日々戦が絶えず、
降り止まぬ雪でさえもそれを阻む事は出来ずにいた。
ある国に身を置く白羽の預言師は、この雪を〝嘆き〟だと云った。
人が人の命を奪うことに主が嘆いているのだと。
それを信じる者は少なくなかった。
雪は人々の心まで侵し始めていた。
人々は預言師に嘆きを止める方法を請うた。
預言師は、ひとつだけ、と答えた。
たったひとつを消せば世界はまた続いてゆくのだと

以上、公式サイトから引用の物語あらすじ。
記憶をなくした青年、玄冬(くろと)と、その旅の連れだと名乗る不審な少年、花白(はなしろ)の、世界をまたにかけた終わりと始まりの物語。
乙女向けです。ちょっとボーイズラブっぽいです。
でもそれを上回るほどの素敵な内容…!
友達に、「このゲームは大概誰でも最初はトゥルールート(というかエンディング1)に行き着くようになっている」と聞いたので、思いのままに進んでみたら、なんとうっかり世界を滅ぼしてしまってへこみました。
で、それにもめげず攻略チャート見ながらなんとかフルコンプ。
個人的には、エンディング1よりも2のほうがお気に入りw
とかなんとか言うとまた友達に「やっぱりけいちゃんってSだよね」とか言われそうだけど。
でもだって切ないエンディングって良いじゃない!
しかしこのゲーム、商業じゃなくて同人なのに物凄い人気のゲームだったりします。
それもそのはず、シナリオも良ければグラフィックもキレイ、音楽に至っては秀逸というまさに素晴らしいゲームなのです。
まぁいくつか意味がわからないエンディングがあったりしたとことか、トゥルーがどれなのかはっきりわからないとことかが個人的に不満点ですが…。
でもそんなの些細なことだよね!
その勢いに乗ってプラスディスクにも手を出す私。
プラスディスクの!外伝が!!
いやぁ、もうたまんない。
花唄とか、もうたまんなかった。
あれはまじでいいよ。
本編よりいい。(待て
個人的にボーイズラブより可愛い女の子が好きです。
心の強い女の人が好きです。
そんな私の好みの核心つきまくりな外伝!
エンディングで胸が締め付けられたもの!ときめいた!
ちなみにムービーも素敵でした。
本編のムービーも良いけど、プラスディスクのオープニングムービーはもっと良かった。
ぬはー!
そしてプラスディスクのタイピングゲームで一人吹き出してたのは私です。
魔王玄冬に大爆笑。エンディングの画像にさらに爆笑。
たまんないねこりゃ。


というわけで、なるべくネタバレしないように気をつけつつ書いてたら意味の分からないレビューになりました。
すっごく良いゲームなのでみんなやってみるといいよ!
ちなみに本編と合わせてプラスディスクも購入するのがおススメ。
というわけで、最後はゲームから台詞の引用(記憶を手繰り寄せてるのでかなり怪しい)で締めくくりたいと思います!
それで気分を誤魔化されてください。

「この世界はどうすれば君に償えるんだろう?」
「でもたぶんもう、逃げる場所なんてどこにもないけど」
「俺はそんなことをしてまで生きていたくはない」
「君を失くしたくないからここまできたんだ」
―死には花を、風花の白夜に堕つ、終焉の野に謌を―

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