鬱々

ようやく教育実習が終わりました。
終わってみるとなんだか感慨深いけど、正直これ以上は続けられなかったと思う。
早くクリニック行って、先生に全部ぶちまけたい。
いつも私はあんまりうまく言葉にできないけど、先生はいつだって的確に私に必要な言葉をくれる。
そのときはわからなくても、後になって思い出してみて、ああ、そうかって思える。
厳しいけど、優しい。
私は駄目な子で、先生の言うことをほとんど達成できないけど、それでも嫌な顔一つしないで受け入れてくれる。
ああ、ODしないって約束だけは今でも守り続けてるけど。
…だって次やったら親に薬管理させるとか言ってるんだも(ry


今日の帰りにバスを待っていると、知らないおばさんが隣にやってきて、時間を聞いてきた。
適当にそっけなく教えてあげると、なんか突然ため息ついて、「なんでこうなっちゃったんだろう」とか言って泣き出した。
なんか、「私の人生もう駄目だ」とか「私なんにも悪いことしてないのに」とか呟いてた。
とりあえず「じゃあ死んだらいいんじゃないですか」という言葉はのみこんでおいた。
多分このおばさんは私に優しい言葉を期待してるんだってわかったけど、私、甘えた口調の人間って嫌いなんだ。
自分は世界で一番不幸そうな顔をして、他人の優しい言葉と慰めを期待して、自分に都合悪いことには全部蓋をして。
ああ、まるで私のことみたいだね。
私の母親がそういう人間だった。今もずっと。
そしてあの人は他人をどんなに踏みにじっても知らん顔で不幸な偽善者ぶるんだ。
あんな女の血が自分に混じってるかと思うとぞっとした。
だけど今こうして私もあの女と同じ種類の人間になってる。
喜劇だね。
そんなことを考えて黙ってたら、気づいたらおばさんどっか行ってた。
バスに乗ると、違う人見つけて自分の不幸な身の上話を聞かせてた。
欲しい言葉をくれる人を見つけたみたい。
そのおばさんと同じくらいの歳の人なのに、穏やかな口調で落ち着いて話すおばさんだった。優しそうな人。
そんな人が良かった。私もそんな人になりたかった。
だけど私には優しいフリはできても、所詮それは全部演技なんだ。
私に優しい気持ちなんてこれっぽっちもない。
おばさんに対して可哀相だとかいう気持ちがわいてこなかったのがいい証拠だよ。
ずっと思ってた。
どんなに友達付き合いをしても、私の「好き」は作り物な気がする。
ホントはみんなどうでもいいんだ。
演技をしてるの。
心配してるフリ、楽しんでるフリ、「好き」なフリ。
心が足りない人間なんだ。
どうやったら普通の人みたいになれるんだろう?
こんなこと言ったら、きっとこれを読んだ「友達」は気分を害すと思うけど、私はきっと誰も好きじゃない。
誰も好きになんかなれない。
ほら、こんな人間のなり損ないは、だから死ねばいいと思うんだ。
だって足りないものはどうやって手に入れればいいかわからない。