ポエム

ずっと誰かの一番になりたかった。
特別な存在になりたかった。
お前が必要なんだと言って欲しかった。

でも嫌われるのが、突き放されるのが怖くて、誰もを遠ざけた。
たくさんの秘密を隠して、作り笑いでごまかした。
心はいつも孤独だった。
だけどそうし向けたのは私。

だからこれは我が儘なんだと気付いてる。
恐怖は消えない。消し方も分からない。
だったら望みを捨てるのが大人の選択なのだろう。

だけど、明日私がいなくなっても誰も気付かないような私なら、存在する意味はあるんだろうか。